チェンソーの始動
チェンソーを始動する前に、お使いのチェンソー用の取扱説明書をお読みください。モデルによって操作方法が異なるためです。また、必ず作業する地域の法令や規制を遵守してください。
チェンソーを始動する際は、必ずチェンブレーキをかけてください。チェンソーモデルの多くは、「ハーフスロットル」位置で始動できます。この位置では、チェンブレーキがかかっていないとチェンが回転することがあります。チェンソーを始動する際の安全な位置は2通りあります。地面に置くか、チェンソーを両脚の間に挟むかです。
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冷機エンジンの始動方法
チェンブレーキを始動させます。
チェンソーにプライミングポンプが装備されている場合は、燃料が見えてキャブレターに入るまでバルブを数回押します。
チョークを作動させ、(一部のモデルでは)デコンプバルブを押します。
エンジンが点火するまで、スターターハンドルを引きます。チョークを戻し(ハーフスロットル)、チェンソーが始動するまで再び引きます。
チェンブレーキを解除し、一度加速させた後、エンジンがアイドリング状態になってから、必要に応じて再度チェンブレーキをかけます。
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暖気エンジンの始動
エンジンが暖まっている場合、チェンソーはチョークなしで始動します。手順は冷機エンジンの始動方法と同じですが、チョーク操作は省略します。エンジンが始動しにくい場合は、ハーフスロットルにします。一度チョークを作動させ、そのあとチョークレバーを指で戻すことで、ハーフスロットル状態となります。
始動時の点検
チェンソーが次の点検のいずれかに不合格の場合は、いかなる状況でも使用しないでください。
チェンソーを使い始める際は、毎回必ず次の機能を点検してください。
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チェンの潤滑の点検
チェンソーを始動します。チェンソーを切り株または丸太の上で保持し、エンジンの回転数を上げます。
切り株または丸太にオイルの線が残る場合は、チェンの潤滑が正常に機能しています。