枝払いの方法
シンプルで効果的に枝払いするには、優れた技術が必要です。初心者の場合は、ゆっくりと順序立てて開始してから、徐々にスピードアップしましょう。ここでは、安全で効率的な枝払いのための基本規則と方法を説明します。
枝払いは、チェンソーで作業する際に、最も時間と労力を必要とすることが多い作業です。そのため、手間を省き、すばやい枝払いを行う方法を学ぶと、大きな効果が得られます。木の枝払いで背中に疲労を感じる場合は、作業技術を改善する必要がある兆候を示しています。
Overview
安全で快適な作業位置
作業位置を安全で快適にするには、次の事項を理解し、習得してください
安全な作業位置 – 常に木の幹の左側に立ち、常に元口側から末口に向かって枝払いします。幹に対して 45 度の角度で、両足を開いてしっかり立ちます。チェンソーを身体に近づけて作業します。両足は向きを違えて安定していることが重要です。枝払いの際に足を動かすと大変危険です。そのため、足を動かさずに、届く範囲を十分に確保することが重要です。
快適な作業の高さ – 前かがみになる必要のない高さで作業するようにしてください。他の倒木、丸太、石、または地形の起伏を利用することで、適切な作業高さを実現できます。腰から膝の間で枝払いできる高さが、最も快適な作業の高さです。低い位置の作業では背中ではなく膝を曲げてください。
幹または脚の上でチェンソーのバランスをとる – 枝払い時や場所を移動するときは、チェンソーをできるだけ手で持ち上げて移動しないでください。チェンソーは、必要以上に幹から持ち上げないでください。チェンソーをてことして使用し、チェンソー本体を幹または脚に載せます。短いガイドバー(13~15 インチ)を使用すると、枝払いが簡単で効果的になります。
安全動作 – 足を動かす際は、常にガイドバーを幹の反対側に保持します。移動するときは、チェンが静止している必要があります。短い距離を移動する場合でも、チェンソーは両方のハンドルで持ちます。リアハンドルだけで持つことはしないでください。長い距離を移動する場合は、チェンブレーキをかけ、チェンソーのフロントハンドルを持って運びます。
枝の重量を考慮する – 枝の張力を判断します。枝の重量でガイドバーが「挟まれ」ないように、圧力がかかっていない側から枝を切ります。わからない場合は、外側から幹に向かって枝を段階的に切ります。
キックバックに注意する – ガイドバーの先端で切らないでください。枝払い作業中は、必ず親指と他の指でハンドルを包むように握ってください。木の寸法や作業内容に合わせた長さのガイドバーを使用します。
妨げとなる枝の除去 – 切り落とした枝を右手で取り除いている間、チェンソーは幹に載せて、チェンブレーキを作動させます。
てこ方式を使用した枝払い
この方法は、細い枝から中程度の太さの枝を処理するのに適しています。例えば、太いぶら下がった枝がチェンとバーを挟む可能性がある場合は、通常の切削方向とは違う方向から切る場合があります
この方法では、チェンソー本体を幹や脚にできる限り載せて、チェンソーを支点とするてこの原理で使用します。作業パターンでは、各枝を一定の順序で切断します。これは、木の幹からできるだけチェンソーを持ち上げないという原則に基づいています。
短いガイドバー(13~15 インチ)を使用すると、枝払いが簡単で効率的になります。
基本手順(手順 1~3)基本手順では、作業者が立っている位置から見て、右側(手順 1)、上部(手順 2)、左側(手順 3)の幹で枝払いします。次の場所の枝払いに進みます。バーを幹の右側に出してチェンソーを幹に置き、チェンソーを幹に沿ってスライドさせます。
上級手順(手順 1~6)基本手順をマスターしたら、上級手順を使用して、作業の流れをスムーズにし、効率を高めることができます。上級手順では、基本手順に 3 つの手順(手順 4~6)が追加されます。
Method
てこを利用した方法
幹の左側に立ち、幹の右側から枝払いを始めます。枝ごとに、冷静に順序立てて作業します。ガイドバーを構える方向と枝の重量に応じて、枝は下刃または上刃で切削できます。
詳しい手順を説明します。
1.右側の枝を払います
2.上側の枝を払います
3.左側の枝を払います
4.前進してさらに先の左枝を払います
5.次の上側の枝を左側から払います
6.右側の枝に戻ります
7.次の枝の位置に移動します
下面の枝払い
幹が地面に直接倒れている場合
幹の右、左、上全体を枝払いしたら、幹全体を回して、下の枝に手が届くようにします。必要に応じて、回転させる前に適切な長さに幹を切断します。
適切な作業の高さ
作業台となる木の上に倒しているなど良好な高さで下枝に荷重が集中していない場合、通常の枝払い作業をしながら下の面を枝払いできます。通常は、一連の作業の流れで、十分下の面を枝払いできます。右足を少し動かして、身体を回して幹に向けます。両腕を両膝/太ももの上に乗せて、チェンソーを支えます。
太い枝の枝払い
太い枝の枝払いには、細い枝の枝払いとは異なる技術が使用されます。これは、葉の茂った木や、太い枝が多い木に適用されます。この作業技術は、多くの場合、玉切りに使用される技術と一致します。裂けないように、またはガイドバーが挟まれないようにするには、正しい技術と順序を使用することが重要です。
枝の張力はどの程度ですか。切ったときの木と枝の動き方に注意してください。
枝の張力を徐々に弱めます。
1.いくつか切り口を入れます(湾曲した枝の内側に、直径の約1/3程度の深さで数か所に切り込みを入れます)。
2.枝が折れるまで、湾曲部の外側から慎重に切ります。
裂けないように大まかに枝から切り離します。
1.幹から少し離れたところで、枝の直径の半分まで、枝の下側に切り口を入れます。
2.次に枝の上側から、最初の切り口から数センチずれたところに、枝の直径の半分まで入れます。
3.枝は木の繊維に沿って切り口の間で折れます。
反発力のある枝を柔らかく打ちます
1. 写真のように、チェンソーを支えます。ガイドバー先端のキックバックゾーンに近づけすぎないように、ガイドバーで少し切ります。
2.枝が折れるまで、段階的に注意深く、湾曲部の外側を斜めに切ります。