玉切りの方法
木の幹を目的の長さに切断する作業は、難しい場合があります。例えば、幹が極めて太い場合、斜面にある場合、または地面に直接横たわっている場合などです。作業開始前に、幹の状態、幹にかかっている力、および幹を切断したときに丸太の端がどのように動くかを慎重に検討してください。玉切りの手順は慎重に計画してください。特に大きな丸太には注意してください。誤った作業技術は危険を招きます。幹が裂けたり、ガイドバーが挟まれたりするおそれがあります。
玉切り時の安全要件
丸太を玉切りする際は、立ち位置に注意してください。幹が跳ね上がったり、跳ね戻ったりするおそれがあるため、切断部から離れて立ちます。斜面の場合は、決して斜面の下側に立って玉切りしないでください。完全に切断される前に、丸太が転がり始めて負傷するおそれがあります。幹が跳ね上がったり、後ろへ投げ出されたりするおそれがあるので、常に切断部の側面から離れて立ちます。
幹が跳ね上がったり、後ろへ投げ出されたりするおそれがあるので、常に切断部の側面から離れて立ちます。
以下のようなリスクに注意してください。
- キックバック。
- チェンソーまたはバーを挟む丸太の動き。
- 丸太切断後の地面や岩への切り込み。
- 切断された丸太の端が足に落下したり、自分の方に転がって来たり、跳ね返ったりする状況。
安全第一!これらのリスクを無視すると、大けがや死亡事故につながるおそれがあります。
張力の方向と基本技術
常に幹の張力を推定してください。幹の上部または下部に圧力がかかっていますか?基本技術では、まず、圧力がかかっている側(ガイドバーが挟まると考えられる側)から、丸太の1/3の程度まで切り込みを入れます。次に、丸太が完全に切断されるまで、反対側に一致する切り口を入れます。詳細な方法を以下に示します。
切削に対してどのように幹が動くか観察するようにしてください。張力の推測を誤らないように注意してください。
上部に圧力がかかっている場合
Method
上部に圧力がかかっている場合:太い幹の玉切り
圧力が上部にかかっていて、幹がバーの長さよりも太い場合は次の手順に従います。
まず、幹の向こう側を切り込みます。
チェンソーを手前に引き寄せ、上から幹直径の約3分の1まで切り込みます。
次に、下から切り込みます。幹が地面に横たわっている場合は、石を切らないように突っ込み切りをします。
続いて、幹の中心に向かって下から切削します。
下部に圧力がかかっている場合
下部から圧力がかかるように幹が横たわっている場合は、逆の順序で玉切りする必要があります。
Method
下部に圧力がかかっている場合:太い幹の玉切り
圧力が下部にかかっていて、幹がバーの長さよりも太い場合は次の手順に従います。
まず、幹の向こう側を切り込みます。
チェンソーを手前に引き寄せ、上部から少し切ります。
次に、下側から幹の直径の約3分の1まで切り込みます。幹が地面に横たわっている場合は突っ込み切りをします。
上から切って終了します。