風倒木の処理
「風倒木の処理」は、嵐による倒木の根を切断する特殊な技術です。この方法は、ガイドバーが挟まれたり、地面に切り込んでしまう危険を軽減します。
安全第一! 必ず幹の安全な側から作業してください。
幹の下半分を突っ込み切りします。
幅 3 cm のふちが残るまで切り下げます。
幅 3 cm のふちが残るまで切り上げます。
上側のふちを、根の方に約 3 cm 寄った位置で上方から切断します。幹にかかっている張力が解放されたときに備えてください。
根の切断時は、安全な側に立って下さい。
風倒木の切断前に、木を評価し、潜在的な張力、特に横向きの張力を特定してください。木に張力がかかっているときに幹の根元部分を切断すると、大きな力で横に動く場合があります。このため、避難経路の障害物を除去してください!抜けた根の左側に立ち、右側の幹(根から 0.5 m 上側の部分)を切断します。このとき、切断したときに幹が横に跳ね返る場合に備え、脚の保護具を着用します。張力がかかっている側に応じて、木の反対側から風倒木切断を行わなければならない場合があります。根が抜けた木の周囲を歩くときは、絶対に抜けた根の付近を歩かないでください。
木全体をチェンソーで処理する必要がある場合は、できるだけ末口側から作業を始めるのがベストです。こうすることで、根に到達するまでに張力が緩和されます。根から抜けた木が倒れるおそれがない場合は、根を手作業で切断してから、機械による伐採搬出を行う必要があります。